花仙庵 岩の湯 ~お宿篇Ⅰ~ [花仙庵 岩の湯(長野・仙仁温泉)]
常に一年くらい先まで満室、宿泊した人は次回の予約を入れていくというリピーターが多いこちら『岩の湯』。 私たちも例にもれず、何度かチャレンジして涙をのんだ経験を持つのですが、今回はちょうど空きが出たところだったようで、念願の宿泊となりました。
というよりも空室が出た日にこちらの予定を合わせていった(^^)といった方が正しいでしょうか。。。
宿のある仙仁温泉へは長野駅から長野電鉄で須坂駅下車、 タクシーで15分ほど走った静かな山の中にあります。
高まる期待
この川を渡ればいよいよ宿に到着です。
チェックイン時 案内されたのは、庭を見渡せるこのテラス。
抹茶と涼しげなお菓子をいただきます。
宿全体が山の斜面をうまく利用した造りになっていて、 ところどころ外気を感じることが出来ます
落ち着きながらも 温かい雰囲気をもつ図書室
景色をたのしめる椅子が 敷地内の随所に置かれています
お土産処
見渡す景色&居心地共に最高な こちらも寛ぎの空間です。
花仙庵 岩の湯 ~お宿篇Ⅱ~ [花仙庵 岩の湯(長野・仙仁温泉)]
お部屋にご案内致します
階段や渡り廊下など、変化に富んだ造りになっているため、ズラズラっと客室が並ぶ のっぺりとした雰囲気ではありません。 今回宿泊した“仙楽”は離れと呼ばれるタイプでした。
玄関を入り、左にお手洗い、左前方の扉はお風呂、その向かいが洗面、 右手前はお茶場です。
広々とした和室
お茶菓子のお饅頭は定番として。。。
とうもろこしは なかなか登場しません 色も鮮やかでテンション上がります。
先程の部屋にもう1つ和室が続いていて、その窓側は板張りのリビングに
椅子の右手にはテレビもあり、気分を変えるのにぴったり憩いのスペースです。
そしてリビング横にはちょっとした書斎
細長くとられた窓がイイですね
お茶コーヒーなど充実。 部屋での寛ぎが重視されています。
夜
居心地よく 眠るのがもったいない
穏やかな時間が流れる客室でした
花仙庵 岩の湯 ~夕食篇~ [花仙庵 岩の湯(長野・仙仁温泉)]
夕食は食事処景色がのぞめる個室で頂きました。
先附 きゅうりのくず煮となすの煮こごり
前菜として 長月の盛り込み
丸なすの田楽
山里のお造り
鮎の塩焼き香り高く 美味しい逸品(>_<)
窓の外はすっかり夜
選べる強肴 石焼きステーキ↑ ↓ 杉の香焼き
朝採りコーンのすり流しこれまた美味
南瓜の茶巾蒸し
どのお料理も素材をいかした丁寧な品ばかりで嬉しくなりました
部屋に戻ると。。。
お夜食が
フルーツまで にくい演出に酔いしれる夜でした
花仙庵 岩の湯 ~お風呂篇~ [花仙庵 岩の湯(長野・仙仁温泉)]
お風呂 いろいろありました
一番の名物 大浴場でもある「岩窟 仙人風呂」
仙仁温泉は平安時代、山伏によって見つけられた温泉で、武田信玄・上杉謙信の隠し湯に なったとされています。 また“仙人”といわれる由来は、洞窟になっている奥行き30メートル程のお風呂、 その奥地 湯煙の中、仙人の姿が浮かび上がった・・ところからきているのだとか。
男女に分かれている内風呂。
岩窟風呂は男女それぞれ内湯のあるお風呂から入っていき、 進んでいくと奥の方でつながっているという造り。 つまりは混浴なのですが、心配は ↓ この湯浴み着によってほぼ解消されます。
薄くもなく厚過ぎもしない タオルのようで布のようで(^^)、ホックも数カ所ついており きっとみんなが混浴を利用しやすいように研究されたのがこの湯浴み着なのでしょう。
いざ洞窟へ 入ってみると足下は砂の感触。そしてお湯がぬるい 少し薄暗く、天井も低い部分がある中、おそるおそる先へ進んでいくと、 岩をちょっと登るようなの段差があったり 滝のように湯が落ちていたり、と まさに探検(^_^;) 無事、仙人ならぬ相方の顔を確認できた時はホッと致しました
いや~ なかなか面白い思い出に残る岩窟 仙人風呂です。
貸切風呂へ
予約制ではなく、鍵が開いていれば利用可能
こちら「野守の湯」
脱衣所から階段をおりていくと
窓が開け放たれ、緑がたっぷり感じられる半露天風呂。
続いて「風姿の湯」
二種お風呂があり ↑ こちらはジャグジー付き
上がったこちらは ↓ 日を浴びて見晴らしも良いお風呂
三番目に入ったのは「夢想の湯」
二段になった石の湯船がおもしろく、落ち着きのある雰囲気でした
もし貸切風呂が利用中でもハンモックがあるなど 待つ楽しさがあります
最後に「家族風呂」というのもありました
かなりコンパクトで、他に比べると長居は出来ない感じでしたが
あ。。。
客室にもお風呂あったんだ(^^;)入る暇なかったけれど
花仙庵 岩の湯 ~朝食篇~ [花仙庵 岩の湯(長野・仙仁温泉)]
すがすがしい朝~
バルコニー席がまだ空いていたので座らせて頂きました。
川のせせらぎを聞きながら朝食です
洋食・和食が選べますので 今回もそれぞれを選択。
和食にはお浸し、煮物・・・
焼き魚、卵焼き・・・
蕎麦の実かゆ
ずらりと でも少しずつバランスのとれた品々が並びます。
こちらは洋食
コーンポタージュ
パンは3種
ヨーグルトには葡萄が添えられた上 蜂蜜も加わります
コーヒー
紅茶もありました
お料理・器など 派手さはないのに、一つ一つに工夫があり、美味しく&楽しい 充足感ある朝食でした
『花仙庵 岩の湯』 一度訪れると次回の予約を入れたくなる 今時珍しくHPも無い中、これ程までに支持される 泊まってみて納得です。 施設の充実もさることながら、スタッフの方の自然で程よいサービスが快適 いつの日かまた(*^_^*)二度目の訪問をご報告する日が来ればいいな