都わすれ ~お宿篇~ [都わすれ(秋田・夏瀬温泉)]
角館へ二度目の旅。
今回の目的地は夏瀬温泉『都わすれ』
キク科の花“都忘れ”の花言葉 ~しばしの憩い、穏やかさ~
日常から離れ、しばしの癒やしを求めでかけました。
宿へは角館駅から車で30分程。事前に連絡を入れれば宿から迎えに来てくださいます。
山間のダムに挟まれた夏瀬温泉までの道は舗装されておらず、細い砂利道をくねくね行くため、
積雪期間中はマイマイカーでの通行は出来ず、宿からの送迎のみとのこと。
20分程続くカーブの多いガタガタ道、近頃では珍しいですね。
山間のひらけた土地にゆったりと都忘れは佇んでいます。
4月後半にかかろうかという時季でしたが、残雪があり桜も固い蕾が確認できるのみ。
桜、新緑、紅葉、雪景色 季節をかえればそれぞれに景観が楽しめる土地だと思います。
今回はちょっと中途半端だったので。。。 頭の中で色々想像してみました。
けれど宿に一歩入れば 一気に落ち着いた空間が広がり
穏やかな気分になっていきます
ウェルカムドリンク
コーヒーや紅茶 ビールなどから選ぶことができます
こちらの果物もご自由にどうぞとのこと ナイフやフォークが引き出しに収められています
お煎餅には似顔絵が女将さんのお顔を大胆にも(*^_^*)
姉妹館である乳頭温泉『妙乃湯』 なども切り盛りされる名物女将だとか。
元々インテリアのお仕事をされていたそうで、館内の家具・灯り・置物すべてにおいて
モダンでありながらうまく溶け合った装飾が心を落ち着かせてくれます。
何よりも どこを眺めてもピカピカ美しく保たれていることに脱帽
また(^^)宿の方はどなたも穏やかな笑顔でした
部屋数は全10室。
こちらはマッサージチェア
右の棚にある本やDVDを借りることができます。
DVDが豊富に取り揃えられているのはデレビが衛星放送しか受信出来ないためかしら。。。
ちなみに携帯もauのみ通信可能という まさに都わすれに相応しい状況
たまにはいいものです
宿泊はこちら“瀬音”
明るい和室の部屋
窓の向こう 庭ごしには緑青い川の流れが見えます
こちらは寝室 洋風な雰囲気となっています
都わすれ ~夕食篇~ [都わすれ(秋田・夏瀬温泉)]
夕食は食事処で
ピカピカの床も美しく、気持ちの良い空間です
ゆったりとした個室
桜を待ちわびる気持ちでいっぱいの(*^_^*)献立です
薔薇のマットとシルバーのプレートが印象的
淡いピンクが美しい食前酒“桜ひらひら”
稲庭うどん
お造りはサヨリと鯛
鰆の幽庵焼き
牛肉と共に いぶりがっこのサラダが香りよく美味しかったデス
あじゃら鍋
「あじゃら」とは、色々なものが入った。。。という意味のよう
冬なら“きりたんぽ”なのかなぁ
肉→鍋→ とずっしりきた後のさっぱりジュレ嬉しい流れ
続く うるいは酢味噌でシャキッと
デザートは
桜の花を愛でながら花見団子を お皿も樺細工 にくい演出ですね~
都わすれ ~お風呂篇~ [都わすれ(秋田・夏瀬温泉)]
夏瀬の源泉をそのまま掛け流しているというお風呂
まずは客室付き露天風呂から
洗面から露天風呂につながる間にある洗い場。
シンプルですが十分です。
広々とした庭に ゆったりとかまえた湯船
向こうに見える風景は“抱返り渓谷”というのだそうです
敷地が広いので湯船がポツンっとみえますが
結構な広さなのですよ
こちらは貸切の露天風呂
チェックイン時に予約時間を決めました
大浴場と隣接しているので、以前は男女時間入替え制だったようですが
今は貸切になっていました。
このお風呂から見上げると桜の木(*^_^*)お花見したかったなぁ
そしてこちらが大浴場“桃源の湯”
二つに仕切られた湯船
これは、ぬるめ と 普通 温度を変えていて、
その日の気分・体調に合った入浴を楽しめるようになっている有り難い工夫です。
浴室に使われているのは青森ひば
天井まで見事ですね
都わすれ ~朝食篇~ [都わすれ(秋田・夏瀬温泉)]
都わすれの朝
前夜と同じ食事処へ向かうと
カウンターに並ぶサラダ・フルーツ・ヨーグルト・牛乳
テーブルにも他の品々がセッティングされていて
竹筒に入った湧き水
湯豆腐
納豆まで
ここで一番テンション上がりました。
とんぶりとネギを混ぜ込み
いただきます
きのこ汁 そして 黄色が鮮やかな卵焼き
浅漬けの器もキレイです
干物はハタハタだったかしら
ご飯は 白米と玄米入りが選べます
こうして見返すと改めて
バランスよく充実した朝食だったと実感
チェックアウトのその時まで ゆったりと自分を取り戻せるような“都わすれ”の宿でした