島宿真里 ~お宿篇~ [島宿真里(香川・小豆島 里枝温泉)]
フェリーに乗り。。。
向かった先は 小豆島
オリーブ、 醤油蔵や佃煮屋が軒を連ねる「醤の郷(ひしおのさと)」 、
また映画「二十四の瞳」 近年では「八日目の蝉」のロケ地としても有名になったこの島。
オリーブ園からの風景
黒い板壁の醤油蔵
辺りにはまったりと香ばしい醤油の香りが漂います。
けれど
何よりも私たちを小豆島に惹き付けたのはこちら
「味わう、もろみの島宿 真里」
まさに 一度訪れてみたかった宿
当初は民宿だったそうですが、2000年に旅館としてリニューアル。
全7室の客室
部屋名は「ひし」「お」「で」「も」「て」「な」「す」 ちょっとへんてこな名前ですが
これには意味が ~ 醤(ひしお)でもてなす ~
なんともユニークなネーミング
醤油やもろみでもてなされる食事、早くも楽しみです。
つたない腕前の写真ではお伝えできないかもしれませんが
居住性・デザイン・機能性を追求しながらも「島宿」と謳う姿勢は揺るがない小豆島の空気をまとった佇まいが
宿のそこかしかに感じられる素敵な造りです。
それだけに、なかなか予約が取りづらいのも現実
今回ご縁があったのは「で」のお部屋です
1階に居間、寝室(ツインベッド)、テラス
2階にお風呂を備えています
レトロな雰囲気のガラスがはめこまれているのも 変化があっておもしろい
こちらは宿からの贈り物
可愛らしいビンに入った香草茶もスッキリと美味しかったです
庭に張り出したテラスも寛ぎの場所
居間側から見ても ↑ 寝室側から見ても↓
かがんでくぐり抜ける通路(*^_^*) 廊下はあるのですがこのアイデア
遊び心が心が素晴らしい!
まんまとトンネル 何度となく くぐってしまいました。
愛嬌のある額 ↑
ギャラリー 色んなものが並んでいるのに統一感がある これがセンスの違いなのでしょうね
島宿真里 ~夕食篇~ [島宿真里(香川・小豆島 里枝温泉)]
お楽しみの夕食
食事処へ向かいます。
「醤油会席」と名付けられた
小豆島産の醤をベースに、瀬戸内で育った海山の幸が盛り込まれた献立は
畑のカモミール酒からスタートです。
かわいいフグ
絹さやの下に見えるのは、いぎすという海藻をつかった一品 酢味噌がけで
こちらは芋焼酎ですがグラスがあまりに魅力t的でしたので ↑ ↓
小豆島 といえば。。。
素麺! しかも生素麺 。。。美味しいです生素麺
諸味つゆでコクのある味わいに
お造り盛鉢には畑野菜がもりもり
珍しい貝があり(写真てっぺん)形も綺麗だったのですが、名前が思い出せない(>_<)
お造りには島の4種の醤が添えられました
一番右は宿の特製諸味たれ。他は島の醤油蔵からです。
利き酒ならぬ 利き醤油
あぁでもない こうでもない 違いが分かるようで、何度も行ったり来たり味わっているうちわからなくなり。。。
でも 醤油を満喫なんとも楽しい夕食です。
こちらは 選べるお料理。
5種ある中から一人1品選びました *部屋タイプによって2品、1品、オプション となっているようです。
小豆島オリーブ牛炙り焼き 鯛もろみきのこ焼き
はぎの塩焼き みぞれ
黒めばるの諸味八方には新玉葱、春キャベツ、茗荷、葱、木の芽も添えられて
じゃが芋もろみ田楽はアスパラとともに
酢の物として 穴子南蛮漬 筍といりこものっています
締めのご飯
オリーブの実の土鍋飯
途中で気分を変えて醤油そしてエキストラヴァージンオイルをご飯に垂らしたり
このオリーブご飯 初めて頂きましたが美味ですよ~
フィニッシュは青汁のシャーベット
色が鮮やかで器ともお似合いです。
手作り感と工夫が溢れたお料理にお腹も心も満たされました。
おもてなしの心とても感じられた幸せな時間でした。
島宿真里 ~お風呂篇~ [島宿真里(香川・小豆島 里枝温泉)]
この階段を上がれば。。。
お酒 ではなく
お風呂が待っている
“で”客室の2階は この小振りなお風呂があるのみ。
“展望風呂”という開放感はありませんが、自家源泉に先程のお酒を一本ドボドボっと注ぎ
酒風呂を愉しむという 乙なバスタイム
客室以外に共有のお風呂が2つ
チェックイン時から翌朝5時までは貸切制。
空いていれば札と鍵をかけて入れる予約なしの方法。
7室しかないので混まないでしょう と思いきや
タイミングが合わないことってあるんですね
“夕食までに入りたい” 皆考えることは同じなのか、待ちましたかなり。
洗い場・内風呂・露天風呂・ドライヤー 色々揃っているだけに快適に過ごせます
入って納得
でも やっぱり
前略 島宿真里 さま
「各室1回は予約出来る制」を一度ご検討賜りたく ←スミマセンこだわります(^^;)
夕食後 ↑ このお風呂から見上げた月 綺麗だったなぁ
*翌朝6時半~9時 2つのお風呂は男女別に割り当てられます
島宿真里 ~朝食篇~ [島宿真里(香川・小豆島 里枝温泉)]
ウッドデッキから見渡すは スッキリ美しく整えられた庭
下の写真 右側に写る蔵は客室「ひし」です
朝食も食事処でいただきます
でも、前夜とは違う部屋。
気分かわってこれまたよろしい(*^_^*)
籠の中に様々な器が集まっています
このお味噌が ↓ 美味しくて ついご飯がすすんでしまうのよ。。。
こちら ↓ 囲炉裏を囲んで 夕食後に果実酒が飲めたと思うのですが、行きそびれてしまい
悔いが残ります
また行くことがきっとあると思うから
そんな風に思える島宿 真里での充実した時間。
果実酒はまたその時に
チェックアウト後
「寒霞渓(かんかけい)」へ
火山活動によってできた切り立った岩や岸壁が大変珍しく、日本三大渓谷美・三大奇勝といわれていて
新緑そして何より紅葉の時期は一層素晴らしいそうです
ロープウェーからの眺め 圧巻です
島宿 真里もこの景色の中に
帰り道、タクシーの運転手さんの有り難い機転で
ヤマロク醤油という150年続く昔ながらの醤油蔵を見学させて頂いたり
小豆島満喫の旅は終わりを迎えます。
チェックアウト時に真里さんから頂いた包みを開けてみれば
おむすびが(^^)
フェリーで 饂飩と共に ご馳走様でした。