ホテル立山への道 [ホテル立山(富山・立山)]
7月なのに
ちょっと気の早い台風接近中
そんな中 我らが向かうは
北陸新幹線富山を経由して
立山黒部アルペンルート
出発前から天候が不安
気にしてもしょうがないと思いつつ、予報ばかり気にしていたのですが
“山の天気は変わりやすい”と言いますし(^^)
電鉄富山からまずは立山へ
寺田という駅で特急アルペンに乗り換えました
立山駅に着いた頃には少し空が明るくなっていました
駅の売店には登山者向けの山グッズも色々
平日ということもあってか駅は静か
ケーブルカーも余裕で乗れました。
この大きな荷台付きのケーブルカーというのは珍しいのだそうですよ。
美女平に到着
続いて美女平からはバスに乗り室堂へ向かうのですが
このバス新車のようで内装・床など とても綺麗
山道をくねくね走る途中にある滝見台
残念ながらカメラに収める前に雲に隠れてしまった称名滝でした。
室堂へ行く前に、弥陀ヶ原にてバスを途中下車
弥陀ヶ原ホテルにてランチ
さて高原散策へ
2つあるコースの中から 時間やお好みによって木の遊歩道を巡ります
この水たまりは「餓鬼(ガキ)の田」と呼ばれるもの
白い花の名はチングルマ
美しい高原、しかも人が少ない 清々しい時間です
くねくねアップダウンもある遊歩道
弥陀ヶ原は標高約1,600~2,100m、南北2km、東西4kmにわたって広がる高原なのです。
ホテルあたりまで戻ってきた後
今度は立山カルデラ展望へ
これが意外に山道をぐいぐい登ることになり途中くじけそうになりましたが
急に見えたこの見晴らし
諦めないでよかったです(笑)
クレームブリュレが美味しいと聞いていたので再びホテルへ
表面カリカリ 中はなめらか
コーヒーとともに美味しく頂きました。
途中下車する際、次に乗る時間予約をしておけば弥陀ヶ原から再びバスに乗れます
日も差してきて良い感じいざ室堂へ
ホテル立山 ~お宿篇~ [ホテル立山(富山・立山)]
弥陀ヶ原を出発したバスは室堂へ到着
7月とは思えないこの雪の向こうに・・・
ホテル立山が見えてきます
この雪の壁
立山黒部アルペンルートのパンフレット等でもお馴染み“雪の大谷”
標高2,450mにある世界有数の豪雪地帯である立山室堂平の中でも吹きだまりとなって積雪が多い場所で、
今年は19mの高さにまでなったのだとか。
4~6月頃には雪に埋もれた道をブルドーザーで掘り進んだ“雪の大谷”と呼ばれる道を歩くことが出来、
多くの人が訪れるのだそうです
立山黒部アルペンルートの最高地点である室堂のターミナル二階がホテル立山入口
売店には
THE NORTH FACEの立山店も入っています
ロビーへ
標高2,450mは日本最高所に建つホテルということなんだそう
夏の平均気温は13.8℃ 涼しいのね~
建物は年季がはいっていますが
室内はすっきりしていて
何よりも この景色があれば他には必要ないかもしれません
荷物をおろしてホテル内を散策
『RINDOりんどう』にてお茶を頂くことに
こちら“黒部ダムシフォンケーキ”
生クリームがダムから吹き出る水しぶき
BIG SIZEですがシフォンなのでふわふわ 美味しい水出しコーヒーと一緒なら
どんどん食べてしまえます。
沸点は92℃!
気圧も低く、売店のスナック菓子袋がパンパンです
雷鳥は特別天然記念物
富山・岐阜・長野の県鳥でもあります。
会えないかな。。。
温泉ではないけれど大浴場がありました。
女性 男性
ホテル立山 ~散策篇~ [ホテル立山(富山・立山)]
ホテルの目の前は室堂平
散策へ出かけましょう
立山トンネル開通の際に主峰雄山の真下から涌き出たというこの水は、
霊峰立山に降り積もった雪が万年雪となり、それが地層(花崗岩、変成岩)で
200~250年もの歳月をかけて自然に濾過され、ミネラルをたっぷり含んでいるのだとか。
水量は1日2万t、水温は真夏でも摂氏2~5度という冷たさ
全国名水百選にも選ばれる水飲まずにはいられません。
ホテルの水にも使われています。
室堂平はミクリガ池を中心に遊歩道があり、雄大な景色を堪能できます。
空の青さ 山の緑 残雪の白
この時日本には台風が上陸していたのに。。。 こんな風景が見られて幸せです。
コバイケイソウ
ミクリガ池
立山火山の火口湖で面積は約30,000㎡
6月までは雪にすっぽり覆われているそうで、7月中旬だったこの時は青い水に雪も残っている状態。
言葉を失う美しさでした
地獄谷
噴気活動が活発化しているということで、今はおりていくことは出来ません。
日本一高所の温泉
残念ながら入ることは出来ませんでしたが、大変賑わっていました。
こちらはミドリガ池
ミクリガ池に比べ広さも深さも小さな池ですがたいへん綺麗な水です。
雪と高山植物 いい景色だなぁ
上の写真 左上
この写真の中央あたり 雷鳥 です
雷鳥に出会えました~~~~~
母鳥と雛が5匹いたのです。母鳥がお腹の下に雛を抱えて温めていました。
この後、雛たちがお腹の下からでて来たのですが、シャッターチャンスを逃しました、残念。
散策中、道で出会った方が向こうに“雷鳥がいるから 行ってごらん”と教えてくれたのでした。
有難うございました
散策の間にもどんどん変わっていく 風・光・気温
当たり前のことなのですが自然の大きさを感じます。
いつまで見ていても飽きることない室堂平
まだこんなに雪が残っているなんて さすが標高2,450m
雲海が夕日に染まっていきます
ホテル立山 ~夕食篇~ [ホテル立山(富山・立山)]
夕食へまいりましょう
19時から洋食Dinnerです
レストランへ入ると店内がザワザワ
窓辺に向かって立ち上がっている人もいます。
窓の向こうに虹
お腹は空いているのにしばらくはメニューそっちのけ
短い時間でしたが、思いがけない光景に皆陶酔していました
気持ちが落ち着いたところで。。。
ワインとビールで乾杯 夕食スタートです
白身魚すり身のスープ仕立て
白海老のタルタル 美味しい 右は玉ねぎチップ
パンとバター
食事の途中でしたが
夕焼けがあまりに綺麗だったものですからパチリ
なめらかなじゃがいもスープとみずみずしいサラダ
黒く光るは 牛フィレ肉のステーキ赤ワインソース
ガトーショコラとメロン&キウイ 本日三杯目の水出しコーヒー
景色の美しさに心も体も浮き立ってしましましたが
とても美味しいお料理でしたし、スタッフの方も穏やかでスマート、
各テーブルともに食事を楽しんでいる雰囲気が伝わって、
思い出に残る素敵なDinnerとなりました立山最高(笑)
高山でのアルコールは控えめに
こちらはお昼にシフォンケーキを食べた“りんどう”にて
立山黒部の大自然についてスライド・ビデオ上映が行われていました。
このあと本当なら満天の星空を☆☆見たかったのですが、空は雲に覆われたまま望み叶わず。。。
残念でした。
ホテル立山 ~朝食篇~ [ホテル立山(富山・立山)]
室堂高原の朝
雄山神社へは行けませんでしたが、こちらはホテル横に展示されていた旧社殿。
ホテルに隣接する立山自然保護センター
雷鳥や立山の植物などを紹介しています
戻りまして
こちらホテル立山の朝食バイキング
和洋さまざまなお料理が並びます
こちらの札を置いて料理を取りに行きます。
あるようであまりない配慮あるサービスだと思います。
『ホテル立山』
立地が何よりも素晴らしいというのは言わずもがな
建物や設備には時の流れを感じますが、お料理も美味しくサービス面も大満足。
次回は是非 季節を変えて☆満天の星空☆を楽しみに行きたいと思います
ホテル立山~黒部ダム経由 信濃大町へ~ [ホテル立山(富山・立山)]
室堂を出発するのは立山トンネルトロリーバス
この二本の架線から取った電気を動力として走るバスのような電車のような
室堂から大観峰までは10分程
こちらが大観峰からの眺め
ロープウェーに乗換え
黒部平へ向かいます
標高差500mを7分間で下っていくのですが
この間に支柱がないワンスパーン方式としては日本一の長さだとか
見晴らし抜群の空中散歩です。
まだ黒部ダムには着きません(^^)
あとひとつ ケーブルカーに乗らなくちゃ。
黒部平から黒部湖までは標高差400m 最高勾配31度
自然保護と雪害防止のため全線地下を通るという日本唯一のケーブルカー。
“日本一”がいっぱいの立山黒部アルペンルートです
ケーブルが着くのは黒部湖駅
10分程歩けば。。。
ダムが見えました
お天気がよければ虹がかかるそうです
毎秒10立方メートルという放水量
あまりの迫力に足がすくみます 吸い込まれてしまう
Lunch
黒部ダムカレー と そば
ダム湖面を再現したカレールーは、ほうれん草をベースにココナッツミルクを加え 辛さの中にまろやかさ。
ダムのえん堤=白米 放水=ポテサラ 放水の水しぶき=キャベツ千切り コンクリート壁=らっきょう
対岸の木々=パセリ ここまでくるとすごい
ヒレカツ=流木(写真下)またはダムの遊覧船ガルベ号 見事なまでの再現努力に脱帽。
お味もボリュームもなかなかのもの行ったからには召し上がってみてください。
昭和31年から始まったダム建設には、当時の金額で513億円が投じられ、
また 延べ1,000万人もの人手により7年の歳月をかけて完成されたといいます。
計り知れないご苦労があったのだと思います。
この方々の功績により、今多くの人々の生活は支えられているのですね。
マスコットキャラクター“くろにょん”
かわいく迎えてくれます。
放水に近づくために階段を降りたり
登ったり
200段ちょっとだったと思いますが、お腹いっぱい&荷物背負って 約一名は息も絶え絶えでしたが
黒部ダムの景観を目に焼き付けました。
アルペンルート もう一つのトロリーは関電トンネルトロリーバス
駅へ向かう通路からはヒヤ~~~っと冷たい空気が流れてきます
16分かけて扇沢へ到着
トロリーを下車 扇沢から信濃大町へはバス
信濃大町から予定していたJR特急は台風の影響で運休。
たまたま早い各停に乗れたのでロスタイムはそうありませんでしたが油断は出来ませんね。
とはいえ
2日かけて辿った立山黒部アルペンルートは想像以上に雄大で美しく
月並みな言葉ですが日本の美しさを再発見する旅となりました