笹屋ホテル<豊年虫>~お宿篇~ [笹屋ホテル<豊年虫>(長野・戸倉上山田温泉)]
立山黒部アルペンルートの最終地である信濃大町からJR・しなの鉄道を利用し、到着したのは戸倉駅。
駅に停車していたのは軽井沢~長野を走る人気観光列車“ろくもん”
JR九州“ななつ星”などをデザインした水戸岡氏による車両。
素敵ですね~乗ってみたい
戸倉上山田温泉
駅から宿までは車で5分程。
こちらが『笹屋ホテル』
開業は1903年(明治36年)、当時としては珍しくハイカラな“ホテル”と名付けられたそうです。
玄関
こちらはゆったりと広いロビー
コンシェルジュもいます
長い年月の間に増改築されてきた笹屋ホテル。
その中でも昭和7年に建てられた数寄屋造りの別棟“豊年虫”
設計は旧帝国ホテルを手掛けた世界的建築家であるフランクロイド・ライトに師事したという
建築家・遠藤新氏によるもので、2003年に登録有形文化財に登録されたそうです。
庭園をのぞむ回廊
豊年虫は全8室
各部屋に温泉風呂が付き、趣も異なるとのこと。
泊まったのは「桔梗」
3畳の前室
本間は10畳で、縁側からは坪庭をのぞみます
お抹茶とお菓子を美味しく頂きました
こちらは豊年虫の二階にあるライブラリー「石楠花」
中庭を二階から眺めることも出来ます
こちらは大浴場そばにある湯上がり処
笹屋ホテル<豊年虫>~夕食篇~ [笹屋ホテル<豊年虫>(長野・戸倉上山田温泉)]
お待ちかねの夕食は客室にて
献立は “鮎”づくし
鮎のお吸い物
お造りも鮎
こちらは信州牛 朴葉にのせて
梅の甘煮
『豊年蒸し』
大根に囲まれた鶏肉・筍・フカヒレ等が湯葉で包まれ、上には餅米のような蓋がついた蒸し物。
とても味わい深く美味しい逸品
笹屋ホテルには四川料理のお店『杏苑』があり、そういった要素もこの豊年蒸しに生きているのでしょうか。
待ってました塩焼き
骨がキレイに抜けました。
鮎のから揚げ煮おろし
まだ来ますよ鮎 昆布じめで
鮎ご飯
美味しいけど食べきれなかったご飯は、夜食用に握って頂きました。
鮎づくしを楽しみに笹屋ホテル行きを決めたのですが。。。
実際は
期待を超える美味しさ
豊年蒸しも印象的でしたし、またこのエリアを旅する際は出かけたくなると思います
鮎が美味しいシーズンに。
笹屋ホテル<豊年虫>~お風呂篇~ [笹屋ホテル<豊年虫>(長野・戸倉上山田温泉)]
笹屋ホテルのお風呂は自家源泉100%かけ流し
こちらは客室風呂
露天風呂はありませんが、坪庭に面してるためゆったりとした雰囲気
かけ流しの温泉をいつでも楽しめます。
笹屋ホテルの大浴場は二箇所
木の湯
露天風呂には樽の湯船があり、そこから空を眺めるのも一興
一方 石の湯
内風呂・露天風呂とも名前通りの石造り
変化に富んだデザインがとても素敵ですし、湯船によって熱さを変えているなどの工夫もあり
温泉時間をたっぷり味わえます。
木の湯と石の湯は朝・夕で男女入れ替わりなので、両方入ることが出来ます。
笹屋ホテル<豊年虫>~朝食篇~ [笹屋ホテル<豊年虫>(長野・戸倉上山田温泉)]
朝
部屋の外には朝刊とヤクルトが入った籠が置かれていました。
朝食も部屋でいただきます。
焼きたての鮭は、身がほんわりして とても美味しかったな
しじみの味噌汁、とろろ、炊き合わせなど バランスのとれた体に嬉しい朝食。
笹屋ホテル豊年虫
積み重ねた歴史もさることながら、お料理が丁寧で美味しい良いお宿でした
うら☆うら笹屋ホテル<豊年虫> [笹屋ホテル<豊年虫>(長野・戸倉上山田温泉)]
笹屋ホテルをチェックアウト
宿の車で送って頂いたのですが、駅の少し手前 蕎麦処『萱』で降ろして頂きました。
四百年の歴史をもつ『蔵元 坂井銘醸』
酒蔵、資料館、ステンドグラスや陶芸の体験工房などが広い敷地内に点在するひとつが蕎麦処『萱』
茅葺き屋根の建物は築250年の有形文化財
元は酒屋の母屋として使われていたそうです。
『萱』に隣接するおみやげ処『萱の庵』
日本酒、地元の名産品、そばプリンなどが販売され、利き酒コーナーもありました。
午前11時 蕎麦処オープン
生わさびが嬉しい
そばつゆの他にとろろとくるみダレ
こちら十割
こちら二八
慌ただしい予定の中でしたが美味しく頂きました。
こちらは通りに面した玄関
造り酒屋らしく杉玉が吊されています。
戸倉駅からは しなの鉄道で上田まで行き
上田といえば真田家
来年の大河ドラマも『真田丸』ありますし、盛り上がりますね。
上田から北陸新幹線に乗換え飯山へ
まだ新しくモダンな雰囲気の駅舎
観光案内所、登山グッズのお店もありました
売店内に“mont-bell” 土地柄ですね。
次なる地は野沢温泉です。