村のホテル住吉屋 ~お宿篇~ [村のホテル住吉屋(長野・野沢温泉)]
信州野沢温泉『村のホテル住吉屋』
野沢温泉へは北陸新幹線飯山駅からタクシーで20分程
全13室の建物はホテルというよりも旅館の雰囲気ですが
“ホテルの機能性と湯宿の情緒”をテーマに、ゆったりと愉しんでほしい ということだそうです。
玄関の正面に鎮座するのは“道祖神”
災厄の進入を防ぐ神とされ、また子供の成長や子宝祈願として祀られるといいます。
毎年1月13日からの三日間盛大に行われる野沢温泉の道祖神祭りは、平成五年に国の重要無形民俗文化財
に指定されています。
住吉屋さんの道祖神は何とも愛嬌のある姿形をしています
階段をあがり二階へ
緑が美しいと思ったら
この窓にはガラスが入っていません 絵画のようで素敵な演出です。
泊まったのは二階の突き当たり『初雪』
窓はあるものの眺望はありません
温泉饅頭とともに飲む源泉
硫黄の香りしっかりですが体のために 頂きました。
リス
こちらは一階のロビー
お茶を頂いたり、本を読んだり
かたつむりのライト 鳥さんは飴を背負っていました
売店には処狭しと色々な土産品が並んでいました
村のホテル住吉屋 ~夕食篇~ [村のホテル住吉屋(長野・野沢温泉)]
夕食は二階の食事処で
私たちは二間続きになった部屋の手前で頂き、奥には別のお客さま
こちらが住吉屋名物郷土料理取廻し鉢
芋の煮転がし
芋なます 芋&芋ではありましたが料理法・味付け・食感も異なり美味しゅうございました
きくらげ
追加メニューとして取廻し鉢は他にも色々あるようです
こちらは箸付けの白ダツ
スズキのあらい
八寸として茗荷寿司やトマトスープなど
信州サーモン昆布じめ
和牛は朴葉にのせて焼きます 味噌をのっけたくなります
野沢菜
丸那須の含め煮は冷鉢で
揚げ物はとうもろこし糝薯
生姜ご飯
野沢菜でご飯をくるむとまた美味しい
胡麻のブランマンジェ
地元らしい特色に溢れる美味しい献立でした。
村のホテル住吉屋 ~お風呂篇~ [村のホテル住吉屋(長野・野沢温泉)]
住吉屋の敷地内2箇所から自噴する90℃の源泉
風で冷ました源泉はそのままかけ流しに
チェックインが少々早かったので、まさにお湯を張っている最中でした
丸いタイルの湯船
そしてステンドグラスが印象的な美しい浴場
透明でなめらかな湯は硫黄の香り
何度も入りたくなるお風呂です
こちら 部屋付きのお風呂も温泉同じタイルが使われていますね。
村のホテル住吉屋 ~朝食篇~ [村のホテル住吉屋(長野・野沢温泉)]
朝
昨晩と同じ食事部屋で頂きます。
選べるドリンクは他に牛乳もありましたが、私たちはそのまま牛乳を飲むのは苦手であり・・・
トマトとりんごジューズに
寄せ豆腐に 焼き魚
朝もお野菜は取廻し鉢風に登場します
温泉卵も美味しいけれど 卵焼きの方がもっと好きかな
ヨーグルト
うら☆うら★村のホテル住吉屋 [村のホテル住吉屋(長野・野沢温泉)]
野沢温泉に30余りある源泉のひとつ『麻釜』は90℃を超える湯を毎分約500㍑湧出
源泉温度や釜の形状が異なる【大釜・茹釜・円釜・竹伸釜 ・下釜】
地元の人が野沢菜をはじめ山野草・野菜を茹でる際に利用するのだといいます。
湯気やプツプツと湯面に湧いてくる様子から 熱湯具合が感じられます
危ないので地元の方以外中には入れませんが、珍しいのどかな光景である麻釜は一見の価値あり
住吉屋のすぐそばです。
麻釜からもう少し高台へあがると足湯もありました。
温泉街に点在する外湯のひとつ『大湯』
こちらはお土産店『福田屋』
板張りの広い店内には野沢菜漬やジャムがなどがずらり並びます
せいろ蒸しのおやきも販売しているのでひとつ頂いてみることに
もちもち&熱々!美味しい
店内のテーブルに腰掛け食べていたところ、しそジュースを味見させてくださいました。
他にコーヒーやジェラートもあり
フレンドリーでお洒落なお店でした。
こちらも外湯
ちょうど利用者がいなかったのでちょっと中を拝見
ここにも道祖神
二体が紐で結ばれているのが微笑ましい 。
温泉街を一回り散策し、ちょっと休憩を
住吉屋に程近い足湯の向かいにある『なっぱカフェ』
店内はかわいらしい飾りとグリーンもいっぱい
ほっこり落ち着く空間には、地元や常連風なお客さんもいらっしゃいました。
飲み物をテイクアウトにして、向かいの足湯で たのしむ人も
確かにご近所なら通ってしまいそうなお店です。
ビールとアイス豆乳ラテを頂きました。
たくさんの源泉と野沢菜と冬には雪とスキー、
ちょうど行った時には“マウンテントレイルin野沢”というマラソンレースも開催されるなど
野沢温泉はのどかな雰囲気の中にも活気が感じられる土地でした。