玉の湯 ~お宿篇~ [玉の湯(大分・湯布院温泉)]
憧れの由布院に足を踏み入れたのは去年のちょうど今頃。 数ある名宿の中から『玉の湯』と目標を決めた女三人衆(ぽこ旦那はお留守番)が宿に 予約を入れたのは更にその半年前のことでした。初めて訪れた由布院は、人気の温泉地らしく町並みも整備され賑わいをみせていましたが、ふと目を上げればそびえる由布岳 自然に囲まれ思っていたよりも調和がとれていたように思います。
木造りのお店が立ち並ぶ通りを抜けると、木立に囲まれた『玉の湯』到着です。 日中は敷地内にあるtea roomや宿特製のジャムなどが販売されるお土産店に人々が多く見られますが、それ以外は静寂に包まれています。
フロントはこぢんまりと。 赤が効いています
こちらのスペースにはたくさんの書籍、またお茶やクッキーなどの用意もあり、部屋とは気分を かえた寛ぎの時間が過ぎていきます。緑を囲むように建てられているので、色んな角度から景色を楽しめるのが何より
ここがこの日泊まった部屋『あかね』。宿全体は回廊でつながっていますが棟は離れのよう。 お部屋には嬉しいことに炬燵、隣の間は寝室として可愛いベッドが二つ並んでいます。 テラスには光が差し、庭の緑と融合していきそうな気分です。
三人なのにベッドが2つ・・・う~~ん 争奪ジャンケンポン!?!
いえいえ美しき譲り合いの末 ジャンケン♪なしで決まり。 一人は和室ふかふか布団で 夢の中へ
玉の湯 ~お風呂篇~ [玉の湯(大分・湯布院温泉)]
大浴場の扉を開き暖簾をくぐると そこにはゆったりとした脱衣所が広がる。
スッキリ清潔感漂う空間で、お風呂場からは湯の流れる音が聞こえてくるのみ。
風呂は内側に一つ 外に屋根付きの露天が一つ。
いずれも雑木林を見ながら入ることができ 露天からは遠く由布岳を臨む。 心安らぐ時間が過ぎていきます。。。
また部屋には温泉がこんこんと溢れる檜のお風呂が しかもなかなかの広さ 大きく設けられた窓から木立を眺め 木の香りに包まれたお風呂は、 好きな時間に何度でも入りたくなります。
玉の湯 ~夕食篇~ [玉の湯(大分・湯布院温泉)]
こちらでの食事は夕・朝共に宿内のお食事処『葡萄屋』で頂きました。
個室ではなく掘り炬燵のテーブルがいくつかある広間ですが、ゆったりとした空間で隣との距離もありますので話し声なども特に気になりません。 お料理は懐石ではなく、色鮮やかな前菜や地元の素材をいかした煮物が大皿で登場し、 季節もの松茸の土瓶蒸しが出てきたり。
またメインは地鶏・スッポン鍋など数種の中から一人ずつ選べるというものなのですが、 私達はたまたま全員一致で“豊後牛の炭火焼き”に。。。デモこの大きさお肉に至るまでにかなりお腹も膨らんできていたので、美味しいものの半ば格闘状態でした そして食事の最後もご飯かお蕎麦を選択できます。
メインは一致した私達、でもデザートは三者三様 色々味わいたいのでわざと違うのにしたんでしたっけ
玉の湯 ~朝食篇~ [玉の湯(大分・湯布院温泉)]
雨上がりの朝。。。 玉の湯の中庭にはしぶ~い傘の花が咲いていました
木立の向こうには由布岳が見えるはず。。。 なんだけど
再び葡萄屋に向かった私達を待っていたのはこちら 前夜の食後に、朝食のメニューを聞いて頂いたように思います。 洋か和以外に 卵の調理法も選べたのですが、“和食でもオムレツ”といった選択も できたような。。。 フレキシブルな対応に感動しました
夕食のボリュームに対して、朝はバランスのとれたおかずが並ぶものの比較的控えめな 分量でした。 お皿もシンプルながらお料理を引き立てていますね。
うら☆うら★玉の湯 [玉の湯(大分・湯布院温泉)]
玉の湯のチェックアウトは午後0時朝食後も部屋のお風呂に入るなどゆったりと過ごした後、 湯布院散策に出かけました。川沿いの道を辿っていくと“金鱗湖” が見えてきます。 この湖底には西半分に温泉・東半分には冷泉が湧いていて、冬でも水温が高く、 湯布院で霧が発生するのはこのためだとか。訪れたお昼間は観光客が多く、水と戯れる鴨の姿は人目をひいていました。
近隣湖にほど近く、『玉の湯』『山荘無量塔』と並ぶ由布院三大老舗宿『亀の井別荘』があります。
緑に囲まれた広大な敷地内には、メインの宿以外に「鍵屋」と呼ばれるお土産屋、 食事処の「湯の岳庵」、喫茶「天井棧敷」など、由布院でも人気のお店が。
まずは 腹ごしらえ「湯の岳庵」へ。
お腹が満たされたので次は「鍵屋」でお買い物。名物柚子胡椒、かぼちゃのジャム、柚子入り温泉のもと、また地元産の野菜の中からクレソンを購入。 休む間もなくお茶をいただこうと天井桟敷へ。。。するとさすが人気店、列ができていました。 紅葉を眺めつつ 気長に待つこと30分程・・・
案内されたのは2階のまさに天井桟敷のソファ席。注文した飲み物等は写真左下の 手動ゴンドラに乗って上がってきますなんだか楽しいtea timeでした。
そうこうしているうち 帰りの時間が近づいて。。。 日が暮れ始めた頃、由布岳にさよならを言いました。 今度はダンナさん連れてくるね