あらや滔々庵 ~お宿篇~ [あらや滔々庵(石川・山代温泉)]
3年前の今頃べにや無何有で一泊した後 訪れたのがこちらの宿。滔々と湧き出る源泉は 山代温泉随一だとか。宿名の由来もそこからのようです。 落ち着いた館内はエレベーターに至るまで畳敷き(結城畳というそうです)、サラサラっと 素足で気持ちよく歩くことが出来ます。
宿名が描かれた陶器。こちらは美食家としても名を馳せた芸術家、北大路魯山人の作品 当時の宿主さんと親交があり、この陶器以外にも絵皿や衝立など魯山人ゆかりの作品が 残されていました。
静かな廊下を案内され たどり着いたお部屋『御陣(おちん)の間』赤 一瞬鮮やかな朱色に圧倒されましたが、漆を施された柱と朱壁が醸し出す色調のコントラストは 窓からのぞむ裏山の緑・雪景色の演出もあり、意外に時間が経つと馴染んでまいります。 この御陣の間、代々の藩主ゆかり・前述の魯山人も逗留したことがあるという 宿を代表する お部屋だったようです。 この日は平日だったのでたまたまご案内頂けたのだと思います(*^^*)
到着後頂いたお抹茶と和菓子も雰囲気にぴったりです
今では部屋に源泉掛け流しの半露天風呂が付いたタイプも8室出来ているとか。 老舗宿のリニューアルが多いといいますが、ご近所の『白銀屋』も最近生まれ変わった模様。。 もう一度出かけてみたい♪と思わせる山代温泉です
あらや滔々庵 ~お風呂篇~ [あらや滔々庵(石川・山代温泉)]
数百年もの間、絶えることなく滔々と湧き続けるあらやサンの湯量は一日540石(約10万リットル 1石は180リットル)ともいわれ、これは山代随一だそうです。 貸切風呂や部屋付き露天風呂もなかった3年前でも、客室数に対してゆったりとしたお風呂は 混み合うこともなく 源泉掛け流しのお湯を堪能することが出来ました。
脱衣所もすっきりと整えられ、丸く浅い籠が洗練されていました。
もくもくもく 湯気でよく見えませんネ
露天風呂からの雪景色もまた一興。
そして湯上がり後 廊下に出ると氷の入った大きな器にはシャンパンと缶ビールが 喜び浮き立ちましたが、栓の開いていないシャンパンボトルを前にモジモジ。。。 していたところ 宿の方がすぐさまポンッと。至福の時でした(*^^*)
あらや滔々庵 ~夕食篇~ [あらや滔々庵(石川・山代温泉)]
蟹が恋しいこの季節。。。 今年は叶わなかったので 3年前を回想することにしましょう。
あらや滔々庵といえば温泉もさることながら“越前ガニ”を語らなければ。
まずは前菜として香箱蟹のゼリー寄せ・大根のなます・魚の粕漬けが登場。 つみれ入りのお吸い物のあと、蟹が登場(写真上) 宿の係の方によって炭火で香り高く 焼いて頂いて賞味いたしました
お刺身・酢の物としても蟹は続き。。。
そして 蒸し蟹も。。。
蟹すきもあったのですが 次々とやってくるカニさん 嬉しい悲鳴を上げながらも私達は 食べることにいっぱいいっぱい、そのためか雑炊の写真に飛んでしまっています(^^;)
ぽこ旦那は、あまりの量に残念ながら蒸し蟹でギブアップ
でもデザートはやっぱり別腹フルーツとシャーベットをスッキリ頂きました。
あらや滔々庵 ~朝食篇~ [あらや滔々庵(石川・山代温泉)]
さあ頑張るぞ!!と思った矢先・・・ あまりにも重い So-net blog 調子よくなったり停滞したり、なかなか一筋縄ではいかず、何とももどかしいですね。 現在はまさにボログ状態ですが、うまく運んでくれないと、やる気なし夫クンになりそうです。。。
さて 気を取り直し 本題へ。 今回の記事は「あらや滔々庵」での朝食ですが・・・ ブログもさることながら、私達の朝食写真もさびしく1枚ぽっち
けれど写真の枚数とは裏腹に、内容は“これぞ日本の朝食”といった感。 前夜の蟹づくしで、朝も蟹だったらどうしようかと思っていた二人にとっては、胃にもやさしく 程よい分量。 何よりバランスがでした。