3年前の今頃べにや無何有で一泊した後 訪れたのがこちらの宿。滔々と湧き出る源泉は 山代温泉随一だとか。宿名の由来もそこからのようです。 落ち着いた館内はエレベーターに至るまで畳敷き(結城畳というそうです)、サラサラっと 素足で気持ちよく歩くことが出来ます。
宿名が描かれた陶器。こちらは美食家としても名を馳せた芸術家、北大路魯山人の作品 当時の宿主さんと親交があり、この陶器以外にも絵皿や衝立など魯山人ゆかりの作品が 残されていました。
静かな廊下を案内され たどり着いたお部屋『御陣(おちん)の間』赤 一瞬鮮やかな朱色に圧倒されましたが、漆を施された柱と朱壁が醸し出す色調のコントラストは 窓からのぞむ裏山の緑・雪景色の演出もあり、意外に時間が経つと馴染んでまいります。 この御陣の間、代々の藩主ゆかり・前述の魯山人も逗留したことがあるという 宿を代表する お部屋だったようです。 この日は平日だったのでたまたまご案内頂けたのだと思います(*^^*)
到着後頂いたお抹茶と和菓子も雰囲気にぴったりです
今では部屋に源泉掛け流しの半露天風呂が付いたタイプも8室出来ているとか。 老舗宿のリニューアルが多いといいますが、ご近所の『白銀屋』も最近生まれ変わった模様。。 もう一度出かけてみたい♪と思わせる山代温泉です
あらや滔々庵