中棚荘 ~お宿篇~ [中棚荘(長野・中棚温泉)]
~小諸なる古城のほとり~
島崎藤村が小諸義塾に英語・国語教師として赴任し6年程を過ごしたという土地。
その間に足繁く通ったという温泉宿が『中棚荘』です。
小諸駅から散策がてらぶらぶら歩きで10分あまり
途中には小諸城址懐古園、小さな遊園地もありました。
中棚荘の入口
こちらでチェックイン
客室は創業以来110年をこえる“大正館”と、平成に入って増築された“平成館”があり
今回泊まったのは平成館。
和洋室のタイプです。
部屋からは池がある庭をのぞみます
ちょっとその庭を歩いてみましょう
ウサギがいて
部屋から見えた池には鴨がパシャパシャ
玄関の方にまわると ヤギ さんまで(*^_^*) 珍しい~
いい感じで岩場に佇んでいらっしゃいました
売店には地元の名産品がたくさん並んでいます
湯上がりにソフトクリームを
ラウンジには藤村の次男である島崎鶏二氏が描いたという藤村の肖像画も飾られ、
その他書物も多数本棚に並んでいました。
中棚荘 ~夕食篇~ [中棚荘(長野・中棚温泉)]
夕食は母屋を出て食事処『草風亭』へ
元館とありますので、こちらが元々の宿泊棟だったのでしょうか。
確かに時代を感じる風情ある建物です。
個室になっていますが、同室でもう一組いらっしゃいました。
鮪の焼霜
冷やし湯葉餡かけ
具材は穴子、おくら、人参、かぼちゃ
梅肉が中央にのせられた茶碗蒸し
中には百合根、海老、鰻など入っています
釜焚きご飯には火がつけられています
こちらのワイン
誕生日の御祝いに頂きました中棚荘さま お心遣い恐れ入ります。
鮎塩焼き
宿の手打ち蕎麦
冷製牛肉の湯引き
無花果も添えられ 胡麻ぽん酢で頂きます
ご飯炊きあがりました
おこげもあります。
デザートはスイカ
中棚荘 ~お風呂篇~ [中棚荘(長野・中棚温泉)]
こちらから外に出て
石段を登っていくとお風呂が二つ。
奥手にある女性のお風呂『観月の湯』
内風呂なのですが、脱衣所とお風呂場の仕切りがない 珍しい造り。
これ なかなかイイと思います
10月~3月の間は内風呂に林檎が浮かべられるそうなのです
体験してみたかったな~
外に出ると緑に溶け込む岩の露天風呂
こちら殿方『樹林の湯』
内風呂はほとんど同じですね
露天風呂は少し狭いでしょうか
階段の降り口には休憩スペースがありました
中棚荘 ~朝食篇~ [中棚荘(長野・中棚温泉)]
朝食も食事処『草風亭』にて
ジュース サラダ 焼き魚
温泉卵 湯葉 とろろも嬉しい
コーヒーはついていませんが、ロビーで温泉コーヒーが注文出来るようです
母屋を抜けて 階段を下りていくと
『はりこし亭』
築140年をこえる登録有形文化財の建物。
食事処として、時には婚礼の会場として利用されるそうです。
うら☆うら★中棚荘 [中棚荘(長野・中棚温泉)]
中棚荘をチェックアウト
小諸駅からは しなの鉄道“ろくもん”に乗車します
こちら つややかなえんじ色の車体が“ろくもん”
軽井沢から長野までを走る観光列車です。
列車デザインはお馴染み水戸岡鋭治氏によるもの
テーブルは広げたり 畳んだり 便利な構造になっています。
座席指定の列車ですが、フリーのソファや木のボールが満たされた円形プールがあるなど
大人も子供も退屈しません
日付の入ったプレートを手に、帽子を被って記念撮影も
ろくもんには沿線の地元名店が腕を振るう食事付プランと、食事なしの座席指定があります。
小諸から乗車した私たちは座席指定のみでしたので、車内販売の鶏そぼろ&照り焼き弁当を賞味
美味しく頂きました。
こちらは食事付プランの客室
窓に向かって座る席も気持ちよさそうでした
途中停車した『田中駅』
沿線にある しなの鉄道本社を通過する際は、社員の方が総出で手をふりふり お見送りくださいます
なんとも嬉しい光景です。
ろくもんグッズ
上田駅付近からちらっと見えるは上田城
2016年大河ドラマ『真田丸』の舞台でもあります。
戸倉駅にて『六文銭まんぢう』を購入。
戸倉駅といえば・・・上山田温泉『笹屋ホテル』へ行った際、降り立ちましたっけ。
今回はろくもんに乗れて大満足です
長野駅でろくもんを下車、乗り換え向かったのは妙高高原
次なる宿泊地は『赤倉観光ホテル』です。