里山十帖 ~お宿篇~ [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
『里山十帖』は雑誌「自遊人」がプロデュースし今年5月にオープンしたばかり。
上越新幹線・越後湯沢から在来線に乗り換え10分程の大沢駅から車で5分走れば大沢温泉
静かな里山stayを体感できるお宿。
数分いるだけで アマガエル、トカゲとも出会えた無人駅。
駅まで宿の車が迎えに来て下さいます。
里山十帖 到着
こちらはレセプション棟
キュウリとビールが涼しげに冷やされています
この蔵風の建物は何だったのか・・・ 最後までわかりませんでした。
靴箱 良い感じです
元々あった一軒の宿を引き継ぎ、自遊人らしくプロデュース。
黒い梁ががっしりと組まれた古民家でありながら、家具やインテリアなどそこかしこに
アートを感じながらも とっても落ち着いた空間。
階段を上ったラウンジ「小屋組み」にてチェックイン。
ウェルカムドリンクとかわいらしいチーズケーキ。
こんな地図を見ると里山さんぽ したくなります
秋になると火が入るのかな
レセプション棟から廊下を進んで ここからが宿泊棟
バリアフリーではありません *エレベーターもなし*
案内ボードもsimpleでかわいい
ここはギャラリーラウンジ
日中はコーヒーやクッキー、夜はバータイムで飲み物が振る舞われます
何気なく置かれた椅子もお洒落なの
作品展示・映像試写なども出来るスペースだそうで この日は「ライフイズビューティフル」が
上映されたそうです。行けなかったけど・・・ナイス セレクション
こちらはshop
さすが自遊人
国産食材、無添加にこだわった食品
吟味された食器や家具が数多く並びます
木のぬくもり、自然の光をたっぷり採りこんだ建物内は歩くだけで心地よい
次はお部屋篇へ。。。
里山十帖 ~お部屋篇~ [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
客室へとまいりましょう
2階に7室、3階に4室。
景観はマウンテンビューとフォレストビュー
部屋のタイプは。。。畳ツイン、たたみトリプル、コーナースイート、メゾネットなど様々。
中でもクリエイターズツインは、シンプルなツインベッドの部屋に広めのデスクがあり
執筆や創作活動に没頭出来そうな空間を作り出している部屋、
また“武蔵野美術大学工芸工業学科インテリアデザイン研究室・産学協同デザイン客室”という
研究室に在籍する学生4名のアイデアにより内装・ベッド・家具などがデザインされた部屋も。
新しい宿のスタイルですね
今回泊まったのは201露天風呂付ファミリーメゾネット
山を臨む部屋
床と壁は和歌山県産のヒノキ
ソファ、クッション、照明など一つ一つが選び抜かれたもの なのでしょうね。
遊び心を感じつつ、でも実用的で過ごしやすい室内。
二階へ
畳敷きのベッドルーム デスクの向こうも緑
部屋着 こちらが女性↑ 男性は ↓
男女とも 下はサルエルパンツ
動きやすく、でもクタクタし過ぎず 着心地良し
日本百名山の巻機山を含む雄大な眺めに
きこえてくるのは虫の音のみ。
静かな里山風景が広がります。
二階にも洗面・トイレがあるのは便利です
木造建物のため防音工事はされているものの音が伝わりやすい構造とのこと
部屋タイプ・位置にもよるようですが、201と202のメゾネットは気になりにくいようです。
ハーブティー ↑ 冷蔵庫内↓こちらは無料
里山十帖 ~夕食篇~ [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
外はまだ明るいですが
ダイニング早苗餐-SANABURI-へ
途中の廊下脇にこういった個室もあるようですが
私たちは ↓ ↑ こちらの部屋で夕食を頂きました。
テーブルや椅子、襖も素敵です
夕食時間は 17:00または19:30のstart
待ちきれなかったので(^^)17:00にしたところHAPPY HOURということで
ワンドリンクサービスラッキーでした。
早苗餐(さなぶり)とは
田植えを終え、豊作を祈るとともに 田植えに参加してくれた人々をもてなす饗応のこと だとか
里山十帖の食事は無農薬・有機野菜また新潟の伝統野菜を中心にした献立。
新潟と言えば魚沼産コシヒカリ、中でも南魚沼→西山地区→里山十帖の建つ大沢あたりは
特に美味しい地の一つであるとか期待も高まります。
ビーツ・ズッキーニ・豆をつかった品々
米どころ=酒どころ 日本酒の味くらべも
焼き茄子のスープとは 初めての出会いです
にいがた和牛のローストビーフ
まだ出始めとのことでしたが 枝豆も美味しかった
ご飯が。。。
炊けたようです
米が 立っています
蒸らす前を一口頂きましたが
これが本当に美味しい
夏野菜の炊き合わせ 里芋・トマト・オクラと茄子
こちらにも 茄子・なす・ナス。。。 茄子づくし(*^_^*)
新潟は茄子の種類が豊富なナス王国なんですって
里山十帖この時期のテーマはまさに“茄子”だったのです~~~。
お漬物にももちろん茄子 あります!
デザートは 左が豆乳、右は人参だったかな?
夕食全体として
食べ盛りの男性などには少しボリュームが足りないかもしれませんが、
色んな野菜を見て味わって楽しむ夕食、里山十帖らしくて良いのではないでしょうか
とても満たされた時間でした。
ギャラリーラウンジはBAR TIME
美味しいお米は夜食のおにぎりでも頂くことが出来、大満足でございました。
里山十帖 ~お風呂篇~ [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
湯処“天の川”へと続く廊下
向かって左側は外に面していて外気が感じられます。
アマガエルとも遭遇しました
スケルトンの椅子が並び、飲み物も備えられています
お風呂は二つあり、男女入れ替わります
木のぬくもりが感じられる空間
鍵がかかるロッカーもあります。
内湯を通り抜けると
見晴らしの良い露天風呂
客室からとはまた違った山の表情
お湯はヌルヌルと肌にまとわりついてくれ(*^_^*) 嬉しくなる泉質
美容液につかっている感覚
こんな極楽があるでしょうか
もう一方のお風呂は
露天風呂が岩造り
中央には大きな石が据えられていますが、そこに腰掛け風景を楽しむ というもの。
ちょっとした角度の違いですが、岩風呂からの眺めもまた一興
名前がついている通り夜空には満天の星たちと天の川がのぞめるという
残念ながら。。。雨が降ったりの曇り空だったこと、
そして お風呂に眼鏡を持っていかなかったこと悔やまれます。
客室風呂はこちら
ほんとユニークな椅子とテーブル
小ぶりなヒノキのお風呂 こちらにも温泉が引かれています。
部屋から見える景色
緑は 植えられて間もない成長過程の熊笹。
右前方が ちょうど湯処 “天の川”とそこへ向かう廊下となります。
里山十帖 ~朝食篇~ [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
里山の朝
遮るものがない雄大な景色
二階に置かれた星座早見盤 次回はしっかり夜空も見上げようと☆★☆心に誓いました。
朝食は8時から始められますが、少々フライング気味だったので・・・
時間が来るまで屋根裏で過ごすことに。
夕食時と同じ部屋へ案内されました
すりおろし人参ジュース
ずらり並んだ野菜は、ぞれぞれ煮たり和えたりされたもので、生野菜はありませんでした。
嬉しいですね納豆
ここにも野菜がちりばめられています。
お味噌汁
出汁がはられた鍋が用意されていて、その中にきのこ・油揚げ・野菜を入れ
自家製味噌玉を溶かし 自分たちで仕上げていくというもの。
味の加減も調節することが出来、おもしろい趣向ですが
食べながら&作りながら少々慌ただしくも感じられました。
白米か玄米を前日夕食時にリクエスト 私たちは白米を選びました。
いわしの生姜煮は、ほわっと柔らかくやさしい味付けで美味。
一貫して“里山十帖““自遊人”らしい食事は、パンチが効いた重量感はないけれど
体がすんなり受け止め、溶け込んでいくものばかり。
心も体もキレイになった気がする二日間でした
うら☆うら★里山十帖 [里山十帖(新潟・大沢山温泉)]
里山さんぽ。
チェックイン後 お風呂に入るまでの間に周辺を散策してみました。
ガッツリ歩くつもりは最初からなく(^^;)
MAPを片手にそろそろと 帰り道の距離も考えながらのお散歩です。
熊出没 おっかない看板もありまして
少々の不安を抱えながら。。 もうちょっと進んでみます
涼しげなせせらぎもあり
遠くに見えるはスキー場でしょうか
いつの間にか折り返して
そよそよと稲が揺れる棚田
美しい田園風景です
ただいま 無事に帰って参りました。
おまけはカメムシ
一匹だけ部屋にいたのですが
カメムシ用(!初めて見ました)スプレーが備えられていたので、
秋頃になると出番が増えるのかもしれませんね。
わずかな隙間から入り込むそうですから・・ ぱっと見 硬そうなBODYですのに
大沢温泉といえば『大沢舘』
一度は泊まってみたい宿。。ですが、今回は通り過ぎて里山十帖へ行ってしまい
また機会があれば里山再訪と兼ねて出かけたいものです。